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京都で桃の節句@ちもと

満足度:★★★★
利用用途:ランチ
利用日:2007/4/1

春です。桜の季節です。
ということで、「そうだ、京都へ行こう♪(JR東海風)」(≧∇≦)ぶぁっはっはっ!!

実は、昨年夏に川床料理を頂きに『ちもと』へ伺った際に、女将さんから「桃の節句にはお雛さんの飾りをするから是非見に来たら・・・」というお話があったのです。

だから、今回の京都旅行の一番の目的は、『ちもとのお雛様(もとい昼食)』♪♪♪

入り口で名前を告げると、さっそく2階のお雛様が飾られている大広間に通され、女将さんのお雛様についての口上開始です。

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大広間の壁一面を覆うお雛様なんて初めて見ました。

年代物なのに、とってもきれいなお顔をしたお雛様は、管理や飾り付けが大変繊細で、昔は専用の人形師の方々が数日掛けての作業だったとか。(同じものは御所にあるだけだそうです)

中央に雛壇、両脇にはミニチュアの京焼物(小さいけど全て本物)が並んだケースやら、昔のちもとのお台所の模型(これも相当古い工芸品)やら、市松人形やらが並べられていてとっても豪華。

女将さんが絶妙な口調で並んでいるお飾りの説明や、女性という「性」を意識させる「桃の節句」の願いや食材にこめられた意味について教えてくれ、一旦開いた後、その説明にならったお料理が供されるといった趣向です。

【お料理】
・ 桜の花弁が浮かんだ白酒
・ 菜の花のおひたし&赤貝のヌタ&小鯛鮨
・ 散らし寿司
・ タケノコの煮物
・ 海草すり流し
・ 白魚のお吸い物
・ サクラマスの西京焼き
・ 水菓子

ちなみに、雛人形はその女子の災厄を身代わりをしてくれる依り代、云わば『お守り』みたいなもの。だから、姉妹で一つとかっていうものではないんだそうです(確かに、お守りはシェアしないですよね・・・)。日本の家庭ではなかなか難しいですが、できれば『お守り』は一人一つ持たせてあげたいな~なんて思ってしまいました。

※ こちらのお店は一見さんお断りのお店なので、行く際には誰か探して連れて行ってもらってくださいm(._.*)m

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京都で「京野菜」イタリアン@リストランテ t.v.b

  満足度:★★★★
利用用途:ディナー
利用日:2007/3/31

最近では「京野菜」がかなり人気を博していて、産地である京都では「イル・ギオットーネ」に代表されるような「京野菜イタリアン」が食べられるリストランテが増えてきている模様♪

そんな中、今年に入ってオープンしたばかりのリストランテ「Ristorante t.v.b(リストランテ ティ・ヴォリオ・ベーネ)」にいってきました。料理長は元「カノビアーノ京都」のシェフをしておられた山口 正さん。オーナーは京都でフードプロデュース業をされている福島稔さん。

一力亭の角を曲がった祇園のど真ん中という非常に交通の便が良く、且つ町家が立ち並ぶ情緒溢れる場所にそのリストランテはあります。通りに面したエントランスは隣家と同様歴史的景観を保った「町家」なのですが、中に入ればとってもモダンでスタイリッシュな造りになっています。
京都のお店は外観は昔ながらの風情を残しつつ、内装は近代的というところが増えていますが、こちらはまさにそんな感じ。

期待に胸を膨らませつつ、名前を告げるとソムリエもされている方が丁寧に対応してくれました。

で、頂いたのはこちら。

【Bene】
・ 白いポレンタ
・ 蛤と筍のサラダ空豆のソースキャビア添え
・ 油目の炭焼き山菜のルイユ
・ 赤座海老とからすみの冷製カッペリーニ
・ 白魚と黄ニラのバベッティーネ
・ 紅玉のグラニテ
・ 黒あわびと芽キャベツのやわらか煮
・ 牛ヒレと黒トリュフ
・ デザート(パイナップルのパンナコッタ/サツマイモのブリュレ)
・ コーヒー

最初の『白いポレンタ』はミルクのようなクリーミーさ。通常のポレンタのように黄色いポッテリとした感じではなく、食感もさらっとしたもの。イカ墨ソースの黒と雪のように白いポレンタの色彩のコントラストがキレイな一品。

続く、『蛤と筍のサラダ空豆のソースキャビア添え』や『油目の炭焼き山菜のルイユ』は野菜そのものの味が楽しめる品々。特に、はっきりと空豆自体の味が分かる「空豆のソース@蛤と筍のサラダ空豆のソースキャビア添え」と「山菜のルイユ@油目の炭焼き山菜のルイユ」春満載な見た目&様々な山菜の食感は気に入りました。

パスタ類は美味しかったけど、残念ながらそこまで印象に残ってないです。。。

メインの『黒あわびと芽キャベツのやわらか煮』は、あわびが柔らかいのはもちろんですが、特筆すべきは芽キャベツでしょう。私は日頃あんまり芽キャベツを旨いっ!とは思わないのですが、これは凄く美味しかった。ほろ苦さの中に濃厚な甘みがある感じ。そして、『牛ヒレと黒トリュフ』は最高。ものすごく柔らかいお肉(でも、サシの具合も丁度良く肉本来の旨みが感じられる)と鼻を抜ける黒トリュフの香り。至福の一皿でしたよ~。

でもって、最後のデザート。普通はきちんとしたリストランテではデザートのお皿をシェアしたりはしない(できない)と思いますが、こちらのお店では最初から「交互にお味見してくださいね」といって、別々のデザートを出してくれました。これがまた美味しかったんです!!! さっぱりとした『パイナップルのパンナコッタ』も良かったけど、私は断然『サツマイモのブリュレ』♪焼き芋のような甘みとネットリした感じが堪りませんでしたo((ミ´Д`ミ))o尸~~

接客も丁寧だったし、なによりも切り盛りしている若いシェフと若いスタッフの感じがフレッシュでよかったです。

お店を出た後、小雨が降る中、我々が道を曲がるまでずっとシェフとソムリエの方が送りをしてくれていたのがとても印象的で素敵なお店でした。

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京都で蕎麦@萬寿亭 橘

満足度:★★★
利用用途:ランチ
利用日:2007/3/31

隨心院のすぐ傍にある古い武家屋敷を利用したお蕎麦屋さんです。有名店らしく、お昼前の時間にもかかわらず、お店の外に人が溢れていました―( ̄_ ̄;→グサッ!

古い建造物をそのまま利用した店内は風情があり、メニューには食材の仕入れ先を明記してあったりしてこだわりを感じます。お蕎麦自体はコシが強く、かなりの太麺(私が今まで食べたお蕎麦の中では一番太く、細いうどんのような気がする程)でした。

頼んだのは天ざる。

蕎麦は前述のとおりコシが強く、喉越しも良いです。鰹節、うるめ、めじか、さばをブレンドして作ったというダシは若干甘めな気もしましたが、もちろん美味。ま、天ぷらは普通かな。

難点を云えば、混み過ぎている事とお店の人の対応でしょう。もちろん、忙しいだろうし、回転を良くする為の部分が多分にあるのも分かるんですが、待ち行列の裁き方とかもう少しなんとかなるんじゃないかなぁ・・・。

お蕎麦が美味しい事は間違いないと思うので、接客とかは期待せず、時間を掛けてアトラクションに参加する感じで行くのは「有り」だと思います。

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銀座でもつ鍋@銀座 ほんじん

満足度:★★★
利用用途:ディナー

もつ鍋が食べたかったので、会社から一番近かった「ほんじん」へ。
予約が出来ないお店なのでドキドキしながら行ったのですが、すぐに入れたのでラッキーでした。

頼んだのは、
・ とりのたたき
・ 唐揚げ
・ 丸ごとにんにく揚げ
・ もつ鍋(醤油味)+ちゃんぽん麺

すごく印象に残ったのは、「とりのたたき」。周りを黒くなるぐらいまで強火で炙ってあるのに、中はレア。地鶏特有の濃厚な味と肉の締まりがたまらない一品、鶏肉とは思えない程味のあるたたきに柚子胡椒をたっぷりとつけて頂くと本当に美味しかったです。

ですが、、、

肝心のもつ鍋はというと、私的にはイマイチかなぁ。。。

しっかりと下処理をされていて臭みとかは全く無いけれど、もつが歯応えがすごくあります(つまり固い・・・)。

あとは、醤油ダシが結構甘めで私の口には合わなかったです。

もつ鍋をメインで食べに行くというよりは、美味しい地鶏とか一品料理を食べに行って〆で鍋を少しつまむ方がよい気がしました。

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西大島で江戸前寿司@すし 與兵衛

満足度:★★★★
利用用途:ディナー

美味しいお鮨が食べたくなり、食べログ等でも評価が高い「すし 與兵衛」へ行ってきました。
駅をでて大島商店街を通り、徒歩5分ほどでしょうか。西大島はかなり私の活動圏外ですが、遠征して気合十分ですへ(Д´ )ノ!!

色々な方が記事を書かれているので、店舗詳細については割愛します。一見すると臆してしまいそうなカウンターのみの小さな店ですが、ご主人と奥様の軽快なトークでリラックスして頂けました。

最初に好き嫌いを確認した後、本日頂いた内容はこちら。

牡蠣のお椀
つまみ(鮪湯引き+帆立柚子風味+烏賊アラ+海老の頭+白子+白魚)
・ 鮪赤身
・ 烏賊
・ 平目(甘酢)
・ 平目(胡麻醤油)
・ 平貝
・ 縞鯵炙り
・ 才巻海老
・ 春子鯛
・ 鱚(甘酢)
・ 小肌(甘酢)
・ 鯖
・ 穴子
・ 玉

色々なダシを継ぎ足し継ぎ足し一年以上も炊き込まれているという出し汁は、複雑な味わいで山葵のピリッとした食感と香りが丁度良いアクセント。もちろん、牡蠣もプリプリです♪ 一皿盛りのつまみもお好みで山葵をつけて。なかでも白子の炊き加減が素晴らしく濃厚な甘味が存分に味わえました。

さて、お寿司。

こちらのお寿司はすべて仕事をされているネタで構成されているとの事で興味津々だったのですが、その中でも特に印象深かったのが、熟成されたネットリ感があるのにシャクシャクと歯触りの良いイカ、胡麻油の風味が際立つヒラメ、香ばしく炙られたシマアジ、そしてふっくらとしたカスゴ&コハダでしょうか。

「今日は良い蛤がなかったよ」とか、
「今年は鱚が早いよ」とか、

ご主人が、「自然が相手だから・・・」としみじみ話されていたのが印象に残りました。
季節のものを季節に頂くありがたさについてとても考えさせられたなぁ~

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