銀座でイタリアン@エノテカ・ピンキオーリ
満足度:★★★
利用用途:ディナー
利用日:2007/07/01
たまたま機会があり、通常であればまず行くことはないであろう「エノテカ・ピンキオーリ」に行ってきました。
銀座4丁目の交差点に程近いデパートのワンフロアを利用した店内はラグジュアリーそのもの。よく目にする店舗がはいっている普通のデパートなのに、エレベータの扉が開いた瞬間からいきなり豪奢な高級レストランというのは違和感すら覚えます。
私としては、高級なレストランになればなるほど、お店に入るストロークからの演出が重要だと思っているので、こちらの造りは非常に残念でした。(ま、デパートの中にあるっていうだけで容易に想像できていたんですが)
それはさておき・・・
さすがは、エノテカ。 レセプションに予約の旨を伝えると手際良くスムーズにテーブルまで案内してくれました。色んな雑誌等で取り上げられている「ワインセラーを両サイドに眺められる回廊」ももちろん通りましたよ(o゜▽゜)o!!
頂いたのはこちら↓せっかくなので、ちょっと細かく書きます・・・
・ 帆立貝のカルパッチョ ラルド・コロンナートと柑橘類のゼリーと共に
生ハムの脂のようにしっとりと旨みを凝縮させたラルドのコク、帆立貝の甘味、そして柑橘ゼリーの程好い酸味がアクセントになっていてとても美味しかったです。ただ、若干、ラルドの力強さが帆立の繊細さを上回った気がしました。
・ ヒラメの”アッリョ・オリオ・エ・ペペロンチーノ” 蚕豆のクリームとレタスを添えて
これは文句なしに、美味しかったです。
肉厚な平目をオリーブオイル・鷹の爪・ニンニクでソテーし、蚕豆をピューレにしたソースと共に頂きます。カリカリとした表面としっとりふわっとした平目を蚕豆のソースが優しく包む感じ。レタスのシャキシャキとした食感も絶妙です。
・ 手長海老のソテー オレンジと生姜ソースとアンディーブのブラザート
手長海老といえば「食べにくい 」印象があり、なかなか手がでなかったのですが、やっぱりとても美味しい海老だなと実感♪剥き身にされた海老はプリプリしっとりで、ピリッとした生姜と甘いオレンジのソースで爽やかに頂けました。なかなか美味しい海老料理って出会えないんですが、これは私が食べた中でも一番美味しいイタリアン海老料理でした。
・ 手で延べたパスタ”ピーチ”スコッティリア・アレティーナと共に
一本一本、手で延べたパスタ、その名も”ピーチ”を使ったパスタ料理です。豚・牛・鶏の3種類の肉を煮込んだラグーと太くモチモチとしたパスタが好相性。煮込まれた3種の肉が一口大にグリルされてプレートにのせられているのもニクイ演出(ё_ё)キャハキャハ
・ ジャガイモの衣を纏った子羊背肉のアッロスト モロッコ隠元を添えて
メインは羊。余分な脂を削ぎ落とした赤身のみだというのに非常に柔らかいお肉。周りをジャガイモの千切りで包まれてソテーされているので、蒸したような状態になりよりしっとり旨みが凝縮されたような感じです。肉を覆っているジャガイモもカリカリとして、赤ワイン系のソースと良く合いました。
・ チーズ
この時点でかなりお腹が一杯だったのですが、「お好みのものを」ということでシェーブル・白カビ・ウォッシュ・ハードと各々一つづつ頂きました。
・ さくらんぼゼリーをのせたチョコレートのビスコット ミルクのジェラート
さくらんぼゼリーとチョコレート菓子の組み合わせは王道ですね。ミルクのジェラートは、牛乳本来の味を生かした優しい味わいで、さくらんぼゼリーとチョコレートのドギツさを緩和しています。
ちなみに、私的には、ミルクアイスの上にのせられていた「ほのかに甘い一片のドライローズ」が一番美味しかったです。これとミルクアイスだけでも立派なデザートになると思う。
・ 小菓子、コーヒー
日曜日の夜に伺ったということもあり、客がまばらな店内でしたがスタッフの対応も良かったし、やはり王道を行くお料理だったと思います。なにはともあれ、有名なレストランなので今回はこれて良かったです。
※ 今回は招待で行ったので、上記のコースは通常は無いと思います。
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